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前編からの続き http://mixi.jp/view_diary.pl?id=535535443&owner_id=11199956 後編では、“熊本市の地域ねこ活動を推進する職員の前途多難な苦労話”を紹介したいと思います。 ■熊本市の地域ねこ活動を推進する職員の前途多難な苦労話 熊本市の地域ねこ活動推進は、前途多難な経緯があり、活動に光が見えてきたのは、ほんの最近の出来事でした。 ◇2003年… 熊本市の地域ねこ活動推進は「熊本市動物愛護推進協議会」と「熊本市動物愛護センター」によって始ります。 当初、地域ねこ活動に強く共感した職員の方達は、ノラネコに悩む人達に広く知ってもらいたいと、ノラネコの苦情が発生している地域には積極的に赴き地域ねこ説明会を開催していました。 しかし、いくら職員の方が積極的に動いて地域ねこ活動について説明しても、なかなか地域ねこ活動は根付きません。 ノラネコの問題に悩む人達からは、 「行政は何をやっているんだ。」 「早くノラネコの問題を解決しろ。」 という職員への苦情も絶えなかったようです。 そのような日々が続く中、熊本市黒髪の住民から「ノラネコにエサをあげている人(男性)を注意してほしい」という苦情がきました。 苦情を聞いた職員は、実際に現場へ向かい問題の男性にエサをあげないように指導をしました。 しかし男性は周囲の住民からの苦情もあるが、ノラネコにエサをやる事は必要なことだから止められないと反発され、まともに話し合う事ができません。 どうしても上手くいかない地域ねこ活動に悩みながら過す日々に、ある転機が訪れました。 ◇2006年12月… 地域ねこ活動が進んでいる新宿区保健所に熊本市の職員が研修へ。 こちらの地域ねこ説明会は、地域ねこ活動の説明だけではなく、他の地区で地域ねこ活動を進めている住民の方達も集まり、各地域の地域ねこ活動を報告する形で進められていました。 新宿区の説明会は、説明会が住民主体であり、行政は補助的な役割が大きく、行政はノラネコに関わる人達から話をしっかりと聞く体制が整っていました。 実際に新宿区の地域ねこ活動の取り組みを体験して、いままで熊本市での地域ねこ活動で足りないものを感じ取ることができた瞬間だったそうです。 ◇研修を終えて… 新宿区の研修で学んだ事を取り入れた地域ねこ活動説明会が改めて開催されました。 この説明会には、黒髪でエサをあげていた男性の方も参加していました。 職員が推進する地域ねこ活動に共感した男性が、改めて職員の方と冷静に話をすると意外な事実がわかります。 実は、この男性はノラネコの不妊去勢手術やエサやり後の掃除などをしっかりとされていて、始めて職員と会ったときは、一方的にエサやりを注意をされる感じがして頭にきて反発していたそうでした。 このときに、職員の方は本当の意味で“まず相手の話を聞く”という大事なことを身をもって感じたそうです。 それから更に黒髪の男性の話を詳しく聞くと、唯一、地域ねこ活動で出来ていない点は“周囲への告知と広報”でした。 そこで、職員の方達は住民主体の活動になるように、男性には周囲の人達に賛同を得るための活動を男性と賛同者が自らしてもらい、どうしてもサポートが必要なポイントだけ職員がサポートするという関わり方に徹しました。 いまでは告知や広報の成果が現れ、自治会からも活動への賛同を得て、地元の夏祭りではノラネコの手術代を集めるための場所を提供してもらえるようになってきています。 現在、黒髪の地域ねこ活動は“黒髪地域ねこの会”が出来上がり、少しずつですが地域ねこ活動が根付き始めています。 今回の出来事で職員が学んだこと、それは“住民の活動をサポートする役目に徹すること”、決して職員自らが地域のノラネコ問題に押し入っては上手くいかない。 この住民主体で職員がサポートする関わり方で、ようやく熊本の地域ねこ活動にも光が見えてきたようです。 今後は、今までの経験を踏まえて、行政だけ、ボランティアだけが動くのではなく、住民・ボランティア・行政が三者一体となって活動していくことを大切に活動していくそうです。 ■話を終えて 今回、自分達(行政)だけで問題を解決しようとしても解決できない現実、問題に関わる人達と活動を進める事で解決の糸口が見えてきた現在までの熊本市の地域ねこ活動の経緯を聞かせて頂きました。 私も大阪で地域ねこ活動に少し関わったことがあったので、地域ねこ活動を根付かせるには、行政・住民・ボランティアの三者一体の活動は必要不可欠だと思っていましたが、実際に熊本市が歩んできた地域ねこ活動の経緯を聞くと改めて三者一体での取り組みの重要さを感じました。 熊本市の経緯と現状を聞いて、地域ねこ活動が大きな流れとなって動き出すには、ボランティアの一層の協力と時間が掛かりそうですが、少しでも多くの地域ねこ活動が熊本で根付くように、私も行政と連携しながらパネル展などの開催ができればと考えています。 ■最後に かなりクダクダな文章になってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。 地域ねこ活動からは離れるかもしれませんが、「宮城県石巻市田代島」の島民と猫の関係は興味深いものがあります。 田代島では、猫が大漁の守り神として大切にされいて犬は入島禁止になっている島です。 猫の楽園といわれる島に興味がある方は、グーグルで検索してみて下さいね。 http://www.google.co.jp/
by kumamoto_animal
| 2007-08-26 08:14
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